Short and Art


家のちかくに
まばらに石が敷かれている
土の道がある
冬ははいいろの
さむざむしい道

けれど
すこしあたたかくなると
石のすきまから
みどりがのびてきて
そこをとおるたびに
あおくしめった匂いがして
きもちがいい

春になって
タンポポのきいろい花が咲いた
そしてだんだん
しろい綿毛にかわっていく
あらためてみると
花屋にならんでいるものよりも
かわいらしく見えて
おもわず摘んでしまう

殺風景なへやにもってかえり
ひとつさしてみると
ふしぎにしっくりくる
だれかに
見せたくなるほどだった

それいらい
道ばたの草花をみつけては
ぷちりぷちりと
むしっている


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宮内健太郎と北川佳奈のふたり展


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Store お店

〒110-0001
東京都台東区谷中3-2-10
3-2-10,Yanaka,Taito,Tokyo

JR 日暮里駅  (西口 徒歩7分)
JR  Nippori Station   (West Exit 7 minutes walk )

地下鉄 千代田線 千駄木駅   (出口1 徒歩3分)
Metro Sendagi Station   (First Exit 3 minutes walk )

 

shortandart

「にっぽり にっぽり」
電車が止まって扉が開いた
ホームはせまく 人をよけながら進んでいく
近くの階段を見つけてとりあえずのぼった

あれ 改札がないな
ここは連絡通路か
しかたがないや もう一度ホームに戻るか
なんど来ても おぼえられない
北改札口 という表示があるけど
ここを上がってみるか

ぼろぼろのホームの雰囲気とは うって変わって
にぎやかな構内
いろんなお店があって 本屋さんもある
そういえばあの最新刊は・・・、
まだ、出ていないよね

ぽんっと改札を出る
残高が・・・
チャージは帰りでいいか

すぐ壁につきあたると
左が西口みたい
仮設のような通路を通って外に出た

街路樹に囲まれたゆるやかな坂道 石垣も見える
ひろい道路がそう思わせるのかもしれないけど
のどかな雰囲気のまち

歩いていくと
手焼きのせんべいに つくだに おいしそう
この店構え そしてタイルの色に感じ入ってしまう

道がふたまたに分かれた
今日は にぎやかな方へ

ああ 見晴らしのいい階段
外にある階段ってどうしてこんなに気持ちがいいんだろうね

だんだんと降りていくと
にぎやかな 谷中ぎんざ

いろんなお店があるけど
こんなに人がいるってことに安心しちゃうのは
きっと 好きだった商店街が
いくつも無くなってしまったからだと思う

唐揚げが売っている
どうしよう 100グラム? 200グラム?
200グラムじゃ もたれるかな

小さい多肉植物が並んでいる
ここは美容室

ビールケースに座って みんなお酒を飲んでいる
ここは酒屋さん
ビール飲みたいなあ いや甘酒もいいな
じゃあ一杯だけ

谷中ぎんざを 終りまで来た
突き当たった通りも まだ人通りが続いている
やっぱりいい感じ

どっちに行こうかな
ところ天の文字にひかれる
こっちにしてみよう

コーヒーの匂いがしてきた
飲むか ああ 目の覚めるコーヒー

息を付いて 空を見上げると
よみせ通り と 書いてあった
昔は夜店がたくさん並んでいたのかな

やわらかいガラス窓の向こうでは 髪を切っている

先には 活きのいい魚屋さん

そのはす向かいには、

ビーバー印のパン屋さん
明日の食パンを買っておこう
つぶさないように もって帰るんだ

確かこの先をいくと 千駄木の駅の方だ
もう少し足をのばして
帰りは地下鉄でもいいかな

でも ちょっとまって
パン屋さんのとなり
本当は、気になる

なんだろう
小さい家が並んでいるんだけど
葉っぱがささってて

小さい黒板に走り書きでopenの文字

入ってみるか

IMG_4221

入口らしきところには 開きそうもない木の扉
おそるおそる扉を押してみる
開かない

こんどは横に引いてみた
開いた
重いけど開いた
引き戸ね

そして段差
靴のままでいいのかな
たぶん大丈夫だ
手すりも付いてた
よし 上がろう

びっくりするほど せまい
天井も ひくい
でも なんだろう この感じ
落ち着くような気がする

奥が工房になってるのか
なにか作ってる
工房もせまいな
でもキュッとして 案外使いやすそう
ちょっと いいなあ
そうか ここで作ってんだ

ガラス越しに見えたように
中にも小さな家がいっぱい並んでいた

”Tiny tiny house” か たしかに小さい
”庭付き” だって 可笑しいね
ここに 葉っぱを入れるんだ
ちいさな葉っぱが お家より大きくなった

なんとなく わかる気がする
欲しいかもしれない
そしてこれ あの人に見せたらどんな顔するだろう
渡したい
というよりも 渡した時のあの人の顔が見たい

自分は仕事のパソコンの前に置いて
やさぐれたときに 葉っぱ挿して 癒されてみる
そして もうひとつは あの人に

ちゃんと包んでくれるかな
「これは自分ので こっちはプレゼントで お願いしますね」

ああ なんか包み方もおもしろいや
それが そうきて そうなるのか
両方とも 可愛く包んでくれるんだ

「あける瞬間も楽しめるようにつつみました」だって
いうことがちょっと可笑しい

でも いいおみやげ買えたかも

Short and Artか。


営業時間 Opening Hours
正午~夕方5時まで 12:00p.m.~5:00p.m.
定休日 火曜・水曜 Tuesday,Wednesday Closed


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WEB STORE ウェブストア

いつか海の見える町に住みたい
そう思っていたら
とうとう引っ越してきてしまった
潮の香りと波の音
遮るもののない日差しのもとで
うれしいはずなのに、いざあの町を離れてみると少しさびしい

静かで落ち着いていて、にぎやかな時もある
緑は多くて、美術館もあって、図書館も充実、町内ではお祭りばっかりやっている
すぐに自転車でいろんな町へ行けるし、電車も地下鉄も便利だ
家賃はちょっと高いけど、住むには最高の町
ただ海がない、それだけはどうしようもなかった

パン屋のとうさん
さかな屋のおくさん
すし屋のおやっさん
ラーメン屋のねえちゃん
床屋のにいちゃん
飲み屋のおっさん
牛乳屋のじいさん
団子屋のばあさん
本屋のにいさん
服屋のねえさん
八百屋のおっちゃん
自転車屋のおやじ
まるっこい犬のコタロウ
それから、
おかしな花びんを作っていたアイツ・・・

みんな元気だろうか
またいつでも行けるさ
そういいながら、たぶん行かないことをぼくは知っている

海辺の町に来たのだから
休みの日は波の音を聞きながら一日過ごすんだ
朝は市場に行ってとれたての烏賊を食べる
本を読んで、音楽を聴いて、さめたミルクティでも飲みながら
ぼんやりと時間が過ぎていく
砂浜に咲いていたハマヒルガオ
ひとつちぎって花びんに入れた

そういえばアイツは今でもつくってるのだろうか
小さい花をひとつだけいれる、おかしな花びん
遠く来てしまったけど、みょうに気になる
店の名前はなんだっけ
たしか・・・Short and Art

WEB STORE entrance ウェブストア入口

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Contact 連絡先

shortandart宮内健太郎

E-mail
shortandart@outlook.jp

ShortandArt店主
宮内 健太郎
1978年 東京生まれ
高校卒業後、古道具屋で働き、その後独立。
現在は木や鉄で作品をつくっています。


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I write the story concerning my art work.
お店と作品にまつわるお話を書いています。


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